Torノードの種類
一般ノード
特に名称がついていない一般ノード。Torを起動してアクセスする場合など。この種類のノードは特に名前はないものの、Hidden Service(匿名サービス)をホストすることも可能なため、広義な意味でのサーバノードとなりうる。
中継ノード
Bridgeノード
特にTorが使用できないようなネットワーク検閲(国家によるフィタリングなど)が行われている場合において使用されるノードで、Relayノードに似ているが、パケットの偽装が使用でき、また、そのリスト、ディレクトリサーバより公開されず、小出しにしか入手できないようなシステムになっている。詳しくはBridgeを使用したTorアクセスを参照のこと。
Relayノード
Torよりの接続を受け付け、また次のサーバに転送するノード。暗号化されたデータしか扱わないため、次のノードは必然的に他のRelayノードやExitノードになる。また、ランデブーポイントとして、Hidden Serviceの接続を介する。詳しくはRelay設定方法を参照。
Exitノード
Torネットワークと一般ネットワークの接点であり、Torクライアントに代わり、一般ネットワークからの情報を入出力する役目のノード。ExitPolicyに一般ネットワークへのアクセスを許容する設定がされた特殊なRelayノードともいえる。
まとめ
種類 | Torネットワーク内での転送 | 一般ネットワークとの中継 | ディレクトリサーバでのリスティング | 偽装パケットの受け付け | Hidden Serviceのホスティング |
---|---|---|---|---|---|
一般ノード | ☓ | ☓ | ☓ | ☓ | ○ |
Bridgeノード | ○ | ☓ | ☓ | ○ | ○[1] |
Relayノード | ○ | ☓ | ○ | ☓ | ○[1] |
Exitノード | ○ | ○ | ○ | ☓ | ○[1] |