Torノードの種類

提供: Hideki Saito Wiki Japanese
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一般ノード

特に名称がついていない一般ノード。Torを起動してアクセスする場合など。この種類のノードは特に名前はないものの、Hidden Service(匿名サービス)をホストすることも可能なため、広義な意味でのサーバノードとなりうる。

中継ノード

Bridgeノード

特にTorが使用できないようなネットワーク検閲(国家によるフィタリングなど)が行われている場合において使用されるノードで、Relayノードに似ているが、パケットの偽装が使用でき、また、そのリスト、ディレクトリサーバより公開されず、小出しにしか入手できないようなシステムになっている。詳しくはBridgeを使用したTorアクセスを参照のこと。

Relayノード

Torよりの接続を受け付け、また次のサーバに転送するノード。暗号化されたデータしか扱わないため、次のノードは必然的に他のRelayノードやExitノードになる。また、ランデブーポイントとして、Hidden Serviceの接続を介する。詳しくはRelay設定方法を参照。

Exitノード

Torネットワークと一般ネットワークの接点であり、Torクライアントに代わり、一般ネットワークからの情報を入出力する役目のノード。ExitPolicyに一般ネットワークへのアクセスを許容する設定がされた特殊なRelayノードともいえる。

まとめ

種類 Torネットワーク内での転送 一般ネットワークとの中継 ディレクトリサーバでのリスティング 偽装パケットの受け付け Hidden Serviceのホスティング
一般ノード
Bridgeノード [1]
Relayノード [1]
Exitノード [1]

脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 その稼働状況が外部から観測できるため、Hidden Serviceがアクセス可能かどうかを観測することにより、ホストが特定される可能性があるため、推奨されない