「Hidden Serviceの設定方法」の版間の差分
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* アクセスは任意のTCP/IPポートが設定できるため、IRCサーバや、SSHサーバなども可能。 | * アクセスは任意のTCP/IPポートが設定できるため、IRCサーバや、SSHサーバなども可能。 | ||
2015年7月5日 (日) 16:47時点における版
Hidden Serviceとは
Hidden Service(秘匿サービス)とはTor内で匿名でサービスを提供できる機能。アクセス側、サーバ側がそれぞれ3ホップのホストを経由し、Rendezvous Point(ランデブーポイント)と呼ばれるホスト経由でアクセスすることにより実現される。
前提
- Torの導入が完了していること。
設定手順
- /etc/torrc [1]に以下のような記述を追加。
HiddenServiceDir /var/lib/tor/hidden_service/ HiddenServicePort 80 127.0.0.1:80
設定後、Torを再起動すると/var/lib/tor/hidden_service内に二つのファイルが生成される。[2]
- hostname
- private_key
「hostname」にはonionアドレスが、「private_key」にはhostnameに対応するonionホスト名が含まれる。「private_key」の内容が漏れてしまうとhidden serviceが乗っ取られてしまう可能性があるため、厳重に管理。
尚、eschalotなどのツールを使用してアドレスを作成した場合はonionアドレスをhostname、private key blockをprivate_keyに入れる。
注意点
Linuxなどの場合、当該ディレクトリがTor実行ユーザー(Debianのパッケージマネージャーが使用されている場合、恐らくdebian-tor)がオーナーであり、読み取りユーザーが制限されていないと警告が出てTorの起動に失敗する。(/var/lib/tor以下再帰的にgo-rwxかけてやるとOK)
その他
- Hidden Serviceの設定はネットにアクセスでき、Torに接続できている限り、グローバルIPのない、NAT内からでも可能。厳しいフィルタリングなどがかかりそもそもTorの接続が成功しない場合はBridge経由による接続が必要になるかも。[3]
- アクセスは任意のTCP/IPポートが設定できるため、IRCサーバや、SSHサーバなども可能。