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プロバイダや国家によるフィルタリングにより上記で成功しない場合は何らかの方法で追加のBridge情報を追記する必要がある。その場合、「Connect with provided bridges」の代わりに「Enter custom bridges」を選択し、Bridge情報を追加する。
 
プロバイダや国家によるフィルタリングにより上記で成功しない場合は何らかの方法で追加のBridge情報を追記する必要がある。その場合、「Connect with provided bridges」の代わりに「Enter custom bridges」を選択し、Bridge情報を追加する。
  
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==Torrcに表記する場合==
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Tor Browserを使用していない、またはHidden Serviceなどを走らせて使用している場合はBridge情報はtorrcに記入する。<ref>Windowsなどの場合、obfsproxyの場所は指定しなおす必要がある。</ref>
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UseBridges 1
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ClientTransportPlugin obfs2,obfs3 exec /usr/bin/obfsproxy managed
  
===Bridge情報の入手===
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bridge x.x.x.x:443
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==Bridge情報の入手==
 
Bridge情報を入手するにはいくつかの方法がある。
 
Bridge情報を入手するにはいくつかの方法がある。
====BridgeDBの使用====
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===BridgeDBの使用===
 
[https://bridges.torproject.org/ BridgeDB]よりBridge情報を入手できる。<ref>こちらはちょっと怪しい言い回しながらも日本語での情報が提供されている。</ref>
 
[https://bridges.torproject.org/ BridgeDB]よりBridge情報を入手できる。<ref>こちらはちょっと怪しい言い回しながらも日本語での情報が提供されている。</ref>
  
 
こちらで発行されるBridge情報を上記のダイアログ内に追記することでBridge設定ができる。
 
こちらで発行されるBridge情報を上記のダイアログ内に追記することでBridge設定ができる。
  
====メールによるBridge情報の入手====
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===メールによるBridge情報の入手===
 
BridgeDBがブロックされているなどにより、Bridge情報がBridgeDBで入手できない場合はメールによるBridge情報の入手が利用できる。<ref>公式サイトに表記があるものの執筆時点、このシステムは動作していない可能性があり。</ref>
 
BridgeDBがブロックされているなどにより、Bridge情報がBridgeDBで入手できない場合はメールによるBridge情報の入手が利用できる。<ref>公式サイトに表記があるものの執筆時点、このシステムは動作していない可能性があり。</ref>
  
 
bridges@torproject.orgに「get bridges」を送信する。自動的にbridge情報が送付される。尚、こちらはGmail、Riseup、米Yahoo!からのメールである必要がある。<ref>政府機関などによる連続リクエストにより全てのBridge情報が入手されるのを防ぐためにこのようなポリシーになっているとのこと。</ref>
 
bridges@torproject.orgに「get bridges」を送信する。自動的にbridge情報が送付される。尚、こちらはGmail、Riseup、米Yahoo!からのメールである必要がある。<ref>政府機関などによる連続リクエストにより全てのBridge情報が入手されるのを防ぐためにこのようなポリシーになっているとのこと。</ref>
  
====それでも繋がらない場合====
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===それでも繋がらない場合===
 
上記のいずれかの方法でもBridge情報が入手できない場合、メールによるサポートが受けられる。
 
上記のいずれかの方法でもBridge情報が入手できない場合、メールによるサポートが受けられる。
 
* help@rt.torproject.org
 
* help@rt.torproject.org
 
上記に英語で問い合わせると48時間以内には回答するとのこと。<ref>執筆時点で日本語によるサポートは提供されていない。</ref>
 
上記に英語で問い合わせると48時間以内には回答するとのこと。<ref>執筆時点で日本語によるサポートは提供されていない。</ref>
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==参考資料==
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* [https://www.torproject.org/docs/bridges Tor公式サイトによる解説]
  
 
==脚注==
 
==脚注==

2015年7月5日 (日) 18:47時点における版

プロバイダや国家によりTorへのアクセスが制限されている場合、Bridge経由によるアクセスで接続が使用できる。

Tor Browserを使用している場合

Tor Browserを使用している場合は玉ねぎのアイコンのメニューの「Tor Network Settings...」で表示されるダイアログにおいて設定

Tor Network Settingsダイアログ.png

「My Internet Service Provider (ISP) blocks connections to the Tor network」を選択し、「Connect with provided bridges」を選択することでBridge経由の接続になるはず。

プロバイダや国家によるフィルタリングにより上記で成功しない場合は何らかの方法で追加のBridge情報を追記する必要がある。その場合、「Connect with provided bridges」の代わりに「Enter custom bridges」を選択し、Bridge情報を追加する。

Torrcに表記する場合

Tor Browserを使用していない、またはHidden Serviceなどを走らせて使用している場合はBridge情報はtorrcに記入する。[1]

UseBridges 1
ClientTransportPlugin obfs2,obfs3 exec /usr/bin/obfsproxy managed

bridge x.x.x.x:443

Bridge情報の入手

Bridge情報を入手するにはいくつかの方法がある。

BridgeDBの使用

BridgeDBよりBridge情報を入手できる。[2]

こちらで発行されるBridge情報を上記のダイアログ内に追記することでBridge設定ができる。

メールによるBridge情報の入手

BridgeDBがブロックされているなどにより、Bridge情報がBridgeDBで入手できない場合はメールによるBridge情報の入手が利用できる。[3]

bridges@torproject.orgに「get bridges」を送信する。自動的にbridge情報が送付される。尚、こちらはGmail、Riseup、米Yahoo!からのメールである必要がある。[4]

それでも繋がらない場合

上記のいずれかの方法でもBridge情報が入手できない場合、メールによるサポートが受けられる。

  • help@rt.torproject.org

上記に英語で問い合わせると48時間以内には回答するとのこと。[5]

参考資料

脚注

  1. Windowsなどの場合、obfsproxyの場所は指定しなおす必要がある。
  2. こちらはちょっと怪しい言い回しながらも日本語での情報が提供されている。
  3. 公式サイトに表記があるものの執筆時点、このシステムは動作していない可能性があり。
  4. 政府機関などによる連続リクエストにより全てのBridge情報が入手されるのを防ぐためにこのようなポリシーになっているとのこと。
  5. 執筆時点で日本語によるサポートは提供されていない。